自分自身に助言したいことがいくつかある。
そのひとつが、「生き方をデザインする意識をもて」ということだ。
成人したら、どう生きるかは自由だ。怠惰な人生にすることも、有意義な人生にすることも選択次第でどうとでもなる。

ただ私は先輩として、かつての自分を思い描いて助言したい。
若いうちから「自分自身の生き方をデザインする」という意識を強く持って生きろ。
生き方をデザインする方法は大きく2つある。1つは、
自分自身が納得できる行動を取れ
先ずはマインドからだ。堂々と胸を張って生きたい。
それならば、せめて気が付く範囲で納得できる行動を取れ。
ゴミが落ちていれば拾え。
居酒屋のトイレでスリッパが散らかっていたら整えろ。
道端で植木鉢が倒れていたら立ち止まって直せ。
その他気が付く範囲で親切なことをしろ。
考える前に行動しろ。
それこそが、納得できる生き方だ。
それらを平気でスルーするような生き方は、自分自身を苦しめる。
常に堂々と胸を張って生きていたいなら、そうできるように意識して習慣化させろ。

2つ目は
経済的に自立しろ
組織の中で力を発揮するタイプだからフリーランスは向いていない。少なくとも若いうちは経験や勉強する意味でも組織の末端でも向上心を持って仕事に取り組め。

その上で、正社員だろうがパートだろうが、雇用形態は問わず、賃金以外の収入を得る仕組みを作れ。間違っても給与が安いなどとボヤいて刹那的な生活をするな。

そんな不毛な生き方はせず、日中は社会人として組織や社会に貢献し、また自らを研鑽し、空いた時間に自分の力で収入を得る努力をしろ。

すると日常の景色の見え方が変わるはずだ。
給与が安いと愚痴を言って過ごす連中とつるむこともなくなるだろう。
類は友を呼ぶ。
不思議と向上心のある仲間と繋がることができる。
金額は後からついてくる。先ずは自らの力で収入を得る方法を模索し、楽しんで取り組んでみろ。

言わば、個人版〝ベーシック・インカム〟を構築しろ。自らの力で収入が得られるようになれば、達成感と同時に、減給されようが、失職しようが、組織や環境に左右されず不安やストレスに支配されることはなくなるだろう。

残念ながら世界は変えられない。
変えられるのは自分の人生だけだ。
ならばせめて、自分が納得いく生き方をデザインしてみろ。
若いうちから行動を起こせ。人生はあっという間だ。

ジャネーの法則通り、年々時間の流れを早く感じるようになる。
若い自分に届くよう願いを込めて、激励も兼ねて、メッセージを送りたい。