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35歳までに身につけたい習慣 その3 「本当の強さ」について

若い頃を思い返すと、よく「本当の強さ」について自問していた気がする。

40歳を迎えたいま、20代の自分に伝えられるなら「本当の強さ」について教えたい。

結論から言うと、本当に強い人は「助けて」と言える人だ。

若い頃の自分が聞くと、「それは違う」と反応するかもしれない。そう言いたい気持ちもわかる。

強さとは、タフで強靭な肉体、不屈で強固な精神、そういったものを兼ね備えた人を想像していた。

そして憧れ、少しでも強くなりたいと願った。

間違いではない。強靭な肉体や強固な精神を身につけるための努力は良いことだ。

しかし社会に出て、様々な経験を重ねると気付く。「それだけでは足りない」と。

周囲にSOSを発信できる勇気

以前こんな話を聞いたことがある。

世界最強とも称される軍隊、アメリカの「ネイビーシールズ」。

最強の特殊部隊に入隊する際のテストについてのエピソードだ。

テストには全国から選りすぐりの人材が合宿に参加する。

優勝経験やMVPになったことのあるトップレベルのアスリート。全米1位を取ったこともある体力に自信がある力自慢。皆が屈強な肉体の持ち主だ。

合宿には様々なキャリアと実力のある粒ぞろいのメンバーが揃っている。

それを指導するのが鬼教官だ。

鬼教官は入隊志願者に十分な休息などは与えず、抜き打ちで過酷なトレーニングを強いて、罵声を浴びせ、理不尽なミッションを次々と与える。

やがて心身ともに消耗し、精神的に追い詰められた入隊志願者はリタイヤし始める。

すると鬼教官は大きな鐘を叩き、皆に知らせる。

「おい、また1人弱虫がここを去るぞ!皆で負け犬を見送ってやれ!」

そして1人、また1人と過酷な合宿に耐えられず、悔しい思いでリタイヤしていく。

さて、そんな状況の中でこの入隊テストをパスするのはどういった人材なのか。

そう、「助けてくれ!」と言える人だ。

恥を承知で周囲に「頼む、俺1人ではこの山は登れない。手を貸してくれ!俺はどうしても入隊したいんだ!」と言える勇気の持ち主。

鬼教官はそれを確認している。

「このミッションは俺1人では無理だ。手を貸してくれ。次は必ず俺が援護する!」そう素直に言える人材が、世界最強と称される軍隊の入隊試験をパスする権利を得る。

つまり、ネイビーシールズは1人の屈強な体力自慢よりも、自分の弱さを認め、さらにそれを周囲にさらせる覚悟のある人材を求め探っている。

入隊テストの合宿は自信過剰で自分の弱さを他人にさらせられない人材はリタイヤさせる仕組みなのだ。

もちろん、ネイビーシールズに入隊する資質はそれだけではないだろう。

社会で生きていくということ

この実社会でも「本当の強さ」という意味ではネイビーシールズのエピソードのような資質が大切ではないだろうか。

人間関係のストレス、理不尽な仕事、予期せぬ事故、病気、大きな存在を失うこと、あらゆる状況がこの実社会を生きていく上で避けられない。

組織に属しようが、個人で事務所を起こそうが、人は1人では生きていけない。

日常的に「助けて、無理。」と言うのは強さでもなんでもなく、ただの迷惑な存在でしかない。

強靭な肉体不屈の精神、それも重要だが、それだけでは足りない。

本当に辛いときには「ごめん、いまものすごく辛いんだ。」

本当にしんどいときに「すまん、俺いまものすごくしんどいねん。」

自分の弱さを素直に認め、それをさらせる勇気も持つべきだ。

そのための人間関係は築いておくことが望ましい。

これは私個人の持論であり、強さの定義は人それぞれだ。

ただ、もし昔の自分に会えるなら、伝えたい。

肉体も精神も、耐え忍ぶことだけが強さではない。

SOSを発信できる勇気、そして人の痛みを理解しようとするハートを持って生きろと。

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GREEN TEA
グリーンティー→ソーシャルワーカー。新しいテクノロジー好き。時々スピリチュアル。ハーブティー→看護師。トレンドに敏感だけど実はそんなに興味なし。仲良し夫婦のお気楽ブログ。