BOSE REVOLVEとAnker Soundcore miniを比較
最近招いた360°スピーカーのBOSE REVOLVEについてのレビューです。
見た目は艶消し金属製でなかなか所有感を満たしてくれるデザインをしています。
上部はシリコンで覆われ、野外でも使用できるように防水性能を備えています。
10分の1の音量も出していませんが、サイズに似合わず迫力あるサウンドで「360°スピーカー」を名乗るも頷けました。
肝心の音はやはり好みの音です。よく計算されたプロダクトだと感じます。
BOSE REVOLVEが2つあれば、アプリで操作することでステレオモードにすることも可能です。また、アレクサにも対応しています。
音質にこだわりがある訳ではないですが、スピーカーはBOSEの音が昔から好みです。
特にBOSE M2は10年以上の付き合いで、現在も心地よく音を鳴らしてくれています。
主な使用方法はリビングでソファに座り、iPhoneで適当に音楽をチョイスしてAirPlayで楽曲やプレイリストを飛ばしてワイヤレスで聴いています。Wi-Fiを利用したこの転送方法は本当におすすめです。
M2の好きなところは細かい音響設定が必要ないところです。
適度な低音が効いて、計算されたBOSEサウンドを左右に心地よく鳴らしてくれます。
洗練された製品というものは、車であれ、家具であれ、家電であれ、時間が経っても野暮ったさが出ないなぁと最近になってよく感じます。
画像は10年前のiPhoneです。
ジョブズが「iPhoneはケースがなくても使用できるように作られている」とケースの使用を否定するような発言をされ、その言葉を信じて画面をバリバリに割ってしまった苦い思い出があります。
完成されたプロダクトは10年経っても古くささを感じません。
BOSE M2も同様、完成されたプロダクトだと感じます。
10年以上付き合ってもデザイン、音に不満はありません。
ソファで寛ぎたい時はその役割を十分に果たしてくれます。
良い製品とは余計な設定や調節などを必要とせず、快適に使用させてくれるものだと感じます。
メインで使用しているMacBookも画面も、操作するのは明るさ調節くらいです。
すべての映像機器がそうなれば良いのにとよく思います。
長年BOSE M2を使用してきた私は残念ながらREVOLVEから「感動体験」が得られませんでした。
確かにスペックやアプリ操作など、BOSEの進化した製品だと感じました。しかし音に関しては、M2に軍配が上がります(あくまで私の主観です)。
一方は電力供給を要する備え付け左右独立スピーカーのM2、もう一方はバッテリー内蔵で持ち運びが可能の単体で360°サウンドを鳴らすREVOLVE。
比較するのが間違いで、同じBOSE製品とは言え、用途がまったく異なる製品です。
ただひとつ、バックパックなどで持ち運びをメインとするならやや大きく、ずっしり重量感があります。
- BOSE REVOLVE 約670g
- Anker Soundcore mini 約215g
たまに天気が良い日は妻と野外でヨガをするのですが、iPadのスピーカーだと野外ではヨガ先生の声が聴き取れず、外付けのスピーカーが必要になります。
妻と2人で野外でヨガをする用途ではAnkerのコンパクトで軽量なスピーカーで十分事足ります。
連れ出すのはヨガマットとiPadとAnkerスピーカー。かなり軽量です。
野外で大勢が音楽を楽しみたい場合はパワフルな360°サウンドを鳴らすREVOLVEが良いでしょう。
まとめ
- 自宅メインで使用するスピーカーはREVOLVE以外の選択肢もあり
- 自宅に愛用しているスピーカーがあり、たまに野外でも使用する程度なら価格が10分の1以下のAnker Soundcore miniで事足りる
BOSE REVOLVEが活躍しそうな人
- 広い店内や家屋で、REVOLVEを2台購入するなど、ステレオモードでBOSEサウンドを鳴らす環境がある人
- 大勢でアウトドアに出かける人
- すでにあるスマートスピーカーの音を劇的に良くしたい人(これはスマートスピーカーとの相性があるかも)
家庭内にAmazonAlexaを複数持っている人は、小さい音量でも手軽に音楽に包み込むマルチルームミュージックで十分かもしれません。
以上がBOSE REVOLVEを使用してみた感想です。
やはり私はリラックスタイムにBluetooth接続で音楽を聴くことに抵抗があるようです(AirPlay派)。少しでも参考になれば幸いです。