最近、人気海外ドラマの「ブレイキング・バッド」を観賞しました。
私は2回目、妻は初見でした。
今回はプロジェクターとネックバンドスピーカーで視聴、大きな画面、耳元で鳴る音で観賞したため、1度目には気付けなかった発見も多かったです。
参考記事:2つのアイテムで快適ホームシアター
そこで私たちが選ぶ「ブレイキング・バッド」好きな登場人物トップ3を発表します。
簡単に私たち夫婦の特徴を紹介します。
私は良作ならジャンル問わず視聴する雑食タイプ。
妻は基本的に「赤毛のアン」といった感動ヒューマンドラマを好むタイプです。
そんな妻には本ドラマは刺激が強すぎるかなとも思いました。
しかし人間の心理を突いた内容と先が気になる展開に最後まで付き合ってくれました。
では好きな登場人物ベスト3を発表します。
さっそく1位から順に。先ず私から。
第1位
ジェシー・ピンクマン

魅力的な人物がたくさんいますが、やっぱりジェシーが好きです。
序盤、中盤は「こいつ、ろくでもねぇな」と思っていたのですが、根は優しく、主人公とは逆に徐々に共感できる存在となりました。終盤になると名台詞が聞きたくて仕方ありませんでした。
第2位
マイク・エルマントラウト

マイクも大好きな登場人物です。口数少なく、プロフェッショナルなところが素敵。悪事は真似できませんが、男として憧れるものがあります。強欲というわけではなく、自身は質素な暮らしをしているというところもいい。
第3位
トゥコ・サラマンカ

序盤の存在感、俳優さん本人は3回も出演を断ったというエピソード、演じたレイモンド・クルス(Raymond Cruz)さんは物静かな性格で料理好きというギャップ含めて大好きです。単独インタビューの映像をYouTubeで拝見しましたが、とても礼儀正しいチャーミングな人でした。実はドラマの序盤で5話しか出演していないのですが、そのキレキレの演技に怖いもの見たさでこのドラマの虜になったきっかけの人物です。スピンオフドラマ「ベター・コール・ソウル」で再会できたときは嬉しかった。
続いて妻の好きな登場人物ベスト3です。
第1位
ウォルター・ホワイト

ドラマの終盤までは妻の一押しはガス・フリングでした。プロフェッショナルなところが好きだったそうです。
しかし最終話まで観て、何度も心折れながらも満身創痍の中でやり切ったウォルターに喝采が送られました。
第2位
ヘクター・サラマンカ

この抜擢は私も驚きました。
妻は「赤毛のアン」が好きな平和主義者です。
しかし妻曰く、体の自由を奪われても強い意志を貫いて行動する姿に一票らしいです。
第3位
ジェーン・マーゴリス

迷った結果、第3位はジェーンでした。
理由は「もっと幸せになれたろうに。なりたかったろうに。」というものでした。確かに。
観終わってあらためて思うのは、初見の「ブレイキング・バッド」以降もいくつか海外ドラマを観ています。面白いドラマは多々あります。「ウォーキング・デッド」「ゲーム・オブ・スローンズ」その他、話題の作品はチェックしてしまいます。人気ドラマは「人間ってそういうところあるよね」という人間の深層心理を描いた作品が多いと思います。
「ブレイキング・バッド」はフィクションなのですが、特殊な状況の世界という設定でもなく、ファンタジーでもなく、ただ普通?のおじさんが壊れていくという内容に人生(人間)について考えさせられます。
また、他の作品と一線を画すと感じるのは、徐々にドラマの世界に惹きこまれ、最高潮でフィニッシュを迎えるというところ。
批評家点数表でもシーズンを追うごとにポイントが高まっています。
画像はウィキペディアより

また視聴率もシーズンを追うごとに上昇しています。
同じくウィキペディアより

視聴者の心を掴んで持ち上げ、右肩上がりで最高潮で終わるところも、数字が取れると長引かせるドラマが多い中、潔くて素晴らしいと感じます。
全62話の「62」という数字は原子番号「62」でサマリウムを意味するらしく、これはがん治療に使用されることで知られ肺がんを患う主人公ウォルター・ホワイトを象徴しているのだとか。さすが。
ちなみに印象に残った好きな場面ですが、妻はガスの「復讐の杯」のシーンだそうです。ガスの度胸があって品のある?姿が印象的だったそうです。
私も同感で、料理上手で、物事を冷静に見極めて行動するガスに好感が持てました。

私はseason5ep14オープニングの回想シーン「最初の嘘」が印象的です。すべてはこの嘘から始まったんだと考えさせられます。

このドラマの登場人物はどこか歪んでいるのですが、それぞれに人格、愛情、正義を持っているところが魅力的です。
現在スピンオフドラマの「ベター・コール・ソウル」を視聴中。
全部見終わったらまた「ブレイキング・バッド」を見直したいです。
珍しく妻も「これなら見返しても良いかも」と言っています。
ドラマを通して夫婦の会話も増えました。
それと、ドラマを10倍、いや100倍楽しめるので「ブレイキング・バッド」ファンサイトをぜひチェックしてみてください。すごく勉強になります。
(無断リンクでごめんなさい。ファンサイトのファンです。)
遠い場所から製作者、スタッフの皆様、ファンサイトの管理人さんへ感謝。
ステイホームの最中、人生について学ぶ良いきっかけを与えてくれました。
