私が若ければもっと意識したであろうことを伝えたい。
肩書きは5つ以上持て

肩書きは多い方が良い。肩書きが増えるということは、人格(個性)に、新たな個性が加わるということ。
唯一無二の存在を目指せ。
ただし、謙虚さは忘れるな。傲慢さは成長を鈍化させる。
世の中、自分でなくてもできることはたくさんある。
むしろ、自分でなくてもできることだらけだ。
一流のプレイヤーも、一流の科学者も、宇宙飛行士にだって、肩書きはいくつもある。
全く異なる分野を同時に達成しろと言うのではない。
1つの分野を掘り下げて専門性を磨く中で、広くアンテナをはり、幅広く人の意見を聞く耳を持ち、実践できる範囲でやってみろ。
実践しながら学び、学びながら教え、同じ分野でも様々なポジションを取れ。そうすれば肩書きは増える。
やれる範囲でやってみて、気が進まなければやめれば良い。
やらずに「やってみれば良かった」と後悔するよりはずっと良い。
現在の私はソーシャルワークを軸に、ブロガー、非常勤講師、作家、ベーシック・インカムのプロポーザーをしている。
近々うつ病によるセルフヘルプグループの組織を発足させるつもりだ。
今後も地域、福祉、医療の垣根を越えて人々が暮らしやすい社会を実現できるよう、可能な限り幅広い分野で前向きに実行していく。
かろうじて5つ以上の肩書きがあるが、これらは自称で構わない。
資格のように他人の判断は必要としないが、自信をもってその分野の専門家と話ができる知識と技量は要する。
人脈を広げよ

自信をもって話ができる分野が増える数だけ、ネットワークが広がる。
ネットワークが広がれば、自らが得るものも多くなる。
自分では気が付かなかったアイデアや知識、気づきなどが得られ、思考もベネフィットも大きくなる。
自らが“Peer to Peer”の1つになれば、相互作用、相乗効果が起きる。
意識して相互作用が起きる場所に立て。
その機会を得るためにも、ネットワーキングに集中しろ。
可能性は有限

よく若者を相手に“可能性は無限”など言葉をかける。
しかしそれは聞こえの良い台詞でしかない。
“可能性”も“無限”も抽象的で曖昧な言葉で、それを言い放つのは無責任でしかない。
未来ある若者にポジティブな声かけとしてそう言いたい気持ちは理解できる。
“可能性”の定義にもよるが、実際のところ可能性は有限だ。
具体的な例を挙げることは割愛するが、時間は止められない。
生老病死も避けられない。個人によって得手不得手も能力の差もある。
だからこそ、好きなこと、ワクワクすること、少しでも人より得意なことを掘り下げてみろ。
それが意図的に他人を傷つけることや、社会を後退させることでなければ、まずは実践してみろ。
身近な人が理解できなくても、否定されても、直感がそれに興味を示すなら、まずやってみろ。
他人の人生を生きるな。心地よいと思えるならやってみろ。
生き生きしてそれに励む姿をみれば、周囲の反対も応援に変わる。
三日坊主も実践して試した結果なら大いに結構。
だが幸福を感じたければすぐに行動しろ。
自分の直感を無視するな。
掘り下げて実践しながら学び、学びながら教え、広いアンテナを持って少しでも興味のあることに出会えたら実践してみろ。
それを繰り返す中で取捨選択し、それぞれの専門性を磨き、ネットワーキングを怠るな。
常に相互作用、相乗効果が起きる位置に立て。
そのためにも肩書きは多く持て。